Screen

提供: Wikinote
2009年9月8日 (火) 07:28時点におけるHagio (トーク | 投稿記録)による版 (ウィンドウ監視)

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意味がなければ screen はない。

覚え書き

  • 設定ファイル (.screenrc) を適用するには、screen を再起動させ… なくても、:source ~/.screenrc で可能。

screen の設定

基本設定

最低限これだけは設定しないと使いものにならない。

escape ^Zz
hardstatus alwayslastline "%w"
defencoding UTF-8
encoding UTF-8
  • escape の ^Z は、Ctrl-Z で screen のコマンドに入るという意味。末尾の z は、Ctrl-Z + z でコマンド文字 (Ctrl-Z 自体) をプロセスに送るという意味 (つまり、プロセスがバックグラウンドに送られる)。
  • hardstatus は "%w" でウィンドウのリストを表示できる。alwayslastline で常に表示する。これが設定されていないと使いにくさが 256 倍になる。これがデフォルトだったら、screen ユーザが今の 256 倍くらいいたと思うのだが…。
  • encoding 系はメインマシンに合わせる。

コマンドでエンコーディングを変更

RHEL 2/3/4/5 全部使うので…。そのうち、自動で切り替わるようにしよう。

bind "u" encoding UTF-8 # Ctrl-Z u でエンコーディングを UTF-8 にする
bind "e" encoding eucJP # Ctrl-Z e でエンコーディングを eucJP にする

認識性の高い hardstatus

色を用いて、現在のウィンドウを認識しやすくしたもの。

hardstatus alwayslastline "%-w%{=b bw}%n %t%{-}%+w"

bash の設定

ウィンドウタイトルを "ログイン名@ホスト名" にする

もし root 権限を持っているなら (そして自由に設定を変更してもよいなら)、 /etc/sysconfig/bash-prompt-screen というファイルを以下の内容で作成し、実行権限を付与しておく。

# vi /etc/sysconfig/bash-prompt-screen
echo -ne "\033k${USER}@${HOSTNAME%%.*}\033\\"
# chmod +x /etc/sysconfig/bash-prompt-screen

root 権限を持っていなければ、ログインするホストの ~/.bashrc に以下を記載しておく。

if [ $TERM = 'screen' ]; then
    PROMPT_COMMAND='echo -ne "\033k${USER}@${HOSTNAME%%.*}\033\\"'
fi

すると、hardstatus にログインしているホスト名とログイン名が表示されてわかりやすい。

0 hagio@lab  1 root@centos39  2 root@centos47  3 root@lab

Tips

ウィンドウ監視

何か時間のかかるコマンドを実行していて、別のウィンドウで作業を行っている場合、 ウィンドウを切り替えずにコマンドの実行が終わったかどうかがわかると嬉しい。

コマンドが何か出力したことを知る (C-z M)
これをセットしたウィンドウで何か出力されると、"Activity in window 1" といったメッセージがステータス行に出力される。
コマンドが何も出力しなくなったことを通知する (C-z _)
これをセットしたウィンドウで 30 秒間動きが見られなければ、"Window 1: silence for 30 seconds" といったメッセージがステータス行に出力される。
コンパイル作業などに向いている。

監視をオフにするには、同じコマンド (C-z M あるいは C-z _) を叩けばよい。