LVM

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2010年10月13日 (水) 00:38時点におけるHagio (トーク | 投稿記録)による版 (物理ボリュームを管理する)

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参考文献

覚え書き

物理ボリュームを管理する

物理ボリュームを作成するには、単に LVM で使いたいパーティションを pvcreate に食わせれば良い。 特にパーティションである必要はなく、/dev/sdb のようにディスク全体を指定しても良いようだ。

# pvcreate /dev/sdb1

作成したパーティションは、pvs コマンドや pvdisplay コマンドで確認できる。

# pvs
  PV         VG   Fmt  Attr PSize   PFree 
  /dev/sdb1  vg01 lvm2 a-   465.76G 65.76G
  /dev/sdc1  vg01 lvm2 a-     1.82T  1.51T

ある物理ボリュームを LVM の管理から外したい場合など、 オンラインで別の物理ボリュームへデータを移動可能。

# pvmove /dev/sdb1 /dev/sdc1

同じ PV 内での移動も可能。--alloc オプションの詳細は、man 8 lvm 参照。

# pvmove --alloc anywhere /dev/sdc1:184320-184320 /dev/sdc1:0-0
  /dev/sdc1: Moved: 100.0%

ボリュームグループを管理する

ボリュームグループを作成する際も通常の使い方であれば、特にオプションを指定する必要は無い。

# vgcreate vg01 /dev/sdb1

後で vgextend コマンドで物理ボリュームを追加することも可能。

# vgextend vg01 /dev/sdc1

例によって、vgs コマンドや vgdisplay コマンドでボリュームグループを確認できる。

# vgs
  VG   #PV #LV #SN Attr   VSize VFree
  vg01   2   3   0 wz--n- 2.27T 1.57T

論理ボリュームを管理する

普通の論理ボリュームを作成する場合は、容量と名前を指定すればよい。

# lvcreate -L 100G -n lv01 vg01

例によって、lvs コマンドで一覧表示が可能。

# lvs
  LV          VG   Attr   LSize   Origin Snap%  Move Log Copy%  Convert
  lv01_dump   vg01 -wi-ao 160.00G                                      
  lv02_vmware vg01 -wi-ao 160.00G                                      
  lv03_share  vg01 -wi-ao 400.00G