VNC
あっさり使えた VNC に感動したので記しておく。
サーバ:CentOS 5、クライアント:Mac OS X Snow Leopard
サーバ側
CentOS 6
CentOS 6 (RHEL6) では、tigervnc-server というパッケージになっている。
[root@courier ~]# rpm -q tigervnc-server tigervnc-server-1.0.90-0.10.20100115svn3945.el6.x86_64
設定自体は、CentOS 5 と同様だ。デフォルトで -nolisten tcp
と
-localhost
というオプションが指定されているが、両方とも外す。
-nolisten tcp
は man を見ても意味が分からない。
-localhost
は localhost からしかアクセスできなくなる。
[root@courier ~]# vi /etc/sysconfig/vncservers ... VNCSERVERS="2:hagio" VNCSERVERARGS[2]="-geometry 1024x768"
vncpasswd コマンドでユーザのパスワードを設定しておく。
[hagio@courier ~]$ vncpasswd Password: Verify:
vncserver サービスを起動する。自動起動も有効にしておこう。
[root@courier ~]# service vncserver start VNC サーバー を起動中: 2:hagio New 'courier.hagio.org:2 (hagio)' desktop is courier.hagio.org:2 Starting applications specified in /home/hagio/.vnc/xstartup Log file is /home/hagio/.vnc/courier.hagio.org:2.log [ OK ] [root@courier ~]# chkconfig vncserver on [root@courier ~]# chkconfig vncserver --list vncserver 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
CentOS 5
vnc-server パッケージがインストールされていれば良い。 なければ yum か このへん から取ってきてインストールする。
[root@lab ~]# rpm -qa | grep vnc vnc-server-4.1.2-9.el5
使用するユーザの設定を行う。/etc/sysconfig/vncservers に以下を追加する。 設定の詳細は man Xvnc を参照のこと。
VNCSERVERS="2:hagio" VNCSERVERARGS[2]="-geometry 1280x1024 -rfbport 12345" # これはお好みに応じて。
ユーザ hagio になり、VNC のパスワードを設定する。
[hagio@lab ~]$ vncpasswd
設定が終わったら、vncserver を起動する。
# service vncserver start
起動時に自動的に vncserver を起動するようにする場合は、例によって以下を実行する。
# chkconfig vncserver on
vncserver を終了すると、~/.vnc/xstartup が作成されているので、 KDE を起動するように修正する。xterm もいらないのでコメントアウトしておいた。
# service vncserver stop
$ vi ~/.vnc/xstartup : #xterm -geometry 80x24+10+10 -ls -title "$VNCDESKTOP Desktop" & #twm & exec startkde
GNOME の場合は、exec gnome-session
らしい。(未確認 確認済み)
クライアント側
Mac OS X
Snow Leopard なら特に設定はいらない。
- Snow Leopard なら、Finder で ⌘K、あるいはメニューから「移動」→ 「サーバへ接続...」する。
- サーバアドレスに
vnc://ホスト名:12345/
と入力して接続。- -rfbport オプションを指定していないなら、ポート番号は (5900 + ディスプレイ番号) である。
- パスワードを聞かれるので入力して接続。
RHEL
vnc パッケージに入っている vncviewer を用いる。
Windows
RealVNC というソフトを利用する。 インストール後、VNC Viewer で "ホスト名:ポート番号" へ接続すればよい。
なお、デュアルディスプレイに対応していないようなので注意。(いったん終了すれば元に戻る)