「Express5800/110Ge」の版間の差分
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it8718-isa-0290 | it8718-isa-0290 |
2010年10月8日 (金) 07:37時点における版
hagio.org 2 代目サーバ。
目次
構成
物理構成
種別 | 製品 | 価格 |
---|---|---|
本体 | NEC Express5800/110Ge | \12,800 |
CPU | |
|
Intel Core 2 Quad Q8400 (2.66 GHz, L2: 4 MB) | \16,000 | |
RAM | 4.0 GB | \4,200 |
HDD | HGST Deskstar 7K160 HDS721680 (80 GB) | |
HGST Deskstar P7K500 HDP72505 (500 GB) | \5,500 | |
HGST Deskstar 7K2000 HDS722020ALA330 (2 TB) | \12,800 | |
OS | CentOS 5.2 (i386) | |
NIC | Intel 82566DM-2 Gigabit | |
Realtek RTL-8169 Gigabit | \1,500 | |
GPU | XGI Volari Z9s (32 MB) | |
合計 | \52,800 |
運用中サービス
数えてみるといろいろやってんなぁ。
- ルータ (iptables)
- DHCP (dhcpd)
- 仮想化 (VMware Server)
- Web サーバ (Apache)
- MediaWiki
- PENS, kAlbum (自作のしょーもないプログラムたち)
- データベース (MySQL)
- ファイル共有 (NFS)
- NTP サーバ (ntpd)
- SSH サーバ (sshd)
- VNC サーバ (Xvnc)
- SMTP サーバ (Postfix)
停止中サービス
- DNS (BIND)
- Celeron ぢゃ名前引きが遅すぎたため停止中
- qmail
- 初代サーバ時代は動かしていたが、難しすぎてよくわからず、いつの間にか妙なメールを勝手に送信していたので停止。それ以来、トラウマ状態
各種センサー
チップは ITE IT8718F とのこと。CentOS では、5.5 以降 (2.6.18-194.el5 以降) で対応している。
# sensors it8718-isa-0290 Adapter: ISA adapter in0: +1.09 V (min = +0.77 V, max = +1.54 V) in1: +1.79 V (min = +1.62 V, max = +1.98 V) in2: +3.28 V (min = +2.96 V, max = +3.63 V) in3: +2.96 V (min = +2.54 V, max = +3.46 V) in4: +3.04 V (min = +2.70 V, max = +3.30 V) in5: +0.05 V (min = +0.02 V, max = +4.06 V) in6: +1.09 V (min = +0.02 V, max = +4.06 V) in7: +2.56 V (min = +2.24 V, max = +2.75 V) in8: +3.22 V fan1: 1939 RPM (min = 1500 RPM) ★pwm1 CPU ファン fan2: 1650 RPM (min = 1149 RPM) ★pwm2 フロントファン fan3: 1650 RPM (min = 1149 RPM) ★pwm3 リアファン(1) fan4: 1622 RPM (min = 1149 RPM) ★pwm3 リアファン(2) fan5: 0 RPM (min = 10 RPM) temp1: +38°C (low = +5°C, high = +62°C) sensor = thermistor ★MCH (ノース) 付近のサーミスタ temp2: +34°C (low = +5°C, high = +62°C) sensor = thermistor ★DDR (メモリ?) 付近のサーミスタ temp3: +44°C (low = +5°C, high = +90°C) sensor = diode ★CPU 内蔵のサーマルダイオード vid: +3.500 V
fancontrol の設定
fancontrol は、上記温度センサの値を利用して、動的にファンの回転数を制御するツールだ。 lm_sensors に含まれている。設定ファイルは /etc/fancontrol だが、以下のように設定した。
INTERVAL=5 FCTEMPS=hwmon0/device/pwm1=hwmon0/device/temp3_input hwmon0/device/pwm2=hwmon0/device/temp3_input hwmon0/device/pwm3=hwmon0/device/temp3_input FCFANS=hwmon0/device/pwm1=hwmon0/device/fan1_input hwmon0/device/pwm2=hwmon0/device/fan2_input hwmon0/device/pwm3=hwmon0/device/fan3_input MINTEMP=hwmon0/device/pwm1=40 hwmon0/device/pwm2=40 hwmon0/device/pwm3=40 MAXTEMP=hwmon0/device/pwm1=55 hwmon0/device/pwm2=55 hwmon0/device/pwm3=55 MINSTART=hwmon0/device/pwm1=150 hwmon0/device/pwm2=150 hwmon0/device/pwm3=150 MINSTOP=hwmon0/device/pwm1=75 hwmon0/device/pwm2=50 hwmon0/device/pwm3=50 MINPWM=hwmon0/device/pwm1=75 hwmon0/device/pwm2=50 hwmon0/device/pwm3=50
- CPU ファン (fan1-pwm1)
- CPU 温度が 40 度を下回ると、最低速度 75 (1500rpm 程度) で回す (停止させない)。55 度を上回ると最大速度で回す。
- フロント、リアファン (fan2-pwm2, fan3/fan4-pwm3)
- CPU 温度が 40 度を下回ると、最低速度 50 (1000rpm 程度) で回す (停止させない)。55 度を上回ると最大速度で回す。
パラメータの詳細は man fancontrol を参照のこと。
- INTERVAL
- 温度監視およびファン制御が行なわれる間隔 (単位は秒)。短くすると、温度変化に滑らかに追従するようになるが、あまり短すぎてもうるさいかも。
- FCTEMPS
- ファンが連動する温度センサを指定する。
- FCFANS
- PWM とファンの対応を設定する。
- MINTEMP
- 温度がこの値を下回ると、ファンを停止させる。
- MAXTEMP
- 温度がこの値を上回ると、ファンを最大速度で回す。
- MINSTART
- ファンを回し始めるときに用いられる速度。
- MINSTOP
- ファンの最低速度。温度がほぼ MINTEMP の場合の速度。
- MINPWM (オプション)
- この値を指定すると、温度が MINTEMP を下回ったときにファンと停止せずにこの速度で回す。デフォルトは 0 (停止させる)。
- MAXPWM (オプション)
- この値を指定すると、温度が MAXTEMP を上回ったときにファンを全開にせずにこの速度で回す。デフォルトは 255 (最大速度で回す)。
HOWTO
XGI Volari Z9s のドライバをインストールする
Express5800/110Ge に UXGA のディスプレイを接続しても、 デフォルトの CentOS 5.1 では UXGA 表示できない上に、描画がかなりとろい。 ドライバを入れたら変わるかもしれないと思い、試してみたのでメモしておく。
以下のページから、Server → Volari Z7/Z9/Z9s/Z11 → Linux と選択。
http://www.xgitech.com/sd/sd_download.asp
"Z7/Z9/Z9s/Z11 - Linux Xorg6.9-7.3" をダウンロードすると、 バージョンによるが "2.70.09.rar" といった名前のファイルとなる。 Linux のドライバなのに、なんで rar やねん!という気持ちを抑えつつ、 Mac や Windows で解凍して転送するか、おとなしく rar や unrar をインストールして解凍する。
# mkdir xgi; cd xgi # unrar e ../2.70.09.rar UNRAR 3.90 beta 3 freeware Copyright (c) 1993-2009 Alexander Roshal Extracting from ../2.70.09.rar Extracting xgipkg_Xorg7_i386.tgz OK Extracting xgi_xg27_x86_xorg7_2_70_09.run OK Extracting xgipkg_Xorg7_x86_64.tgz OK Extracting xgi_xg27_x86_64_xorg7_2_70_09.run OK All OK
.run というファイルは bash スクリプトっぽいが、よくわからないので無視して、 該当アーキテクチャの tgz ファイルを展開し、install.sh を実行する。
# tar xzfvp xgipkg_Xorg7_i386.tgz install.sh install_nor.sh install_slackware.sh install_ubuntu.sh : # sh install.sh XGI Linux driver installation for package 2.70.9 redhat XGI Linux driver installation for package 2.70.9 :
成功したような気がしたら、system-config-display や X 起動したりして設定をいじってみる。
確かに UXGA (1600x1200) 表示されるようになったが、色は変だし、描画はとろいままである。 やはり、\12,800 円のマシンのオンボード GPU を期待しちゃダメだということですな。